インプリンシス

●高弾性付加型シリコーン印象材(親水性)
●高弾性で、口腔内からの撤去も模型の取り出しも容易です。またヌレ性、親水性も高く、マージン部や歯肉縁下までスムーズに流れ込み、精度の高い印象採得が行えます。
●レジンとシリコーンを化学的に強固に接着させるアドヒーシブは、均一な厚みの薄い被膜でありながら、高い接着性があり、個人トレーや個歯トレー使用時に有効です。
(管理医療機器)認証番号221AFBZX00040000
包装
■レギュラー チューブ セット
1箱=ベースペースト 74mL(100g) 1本、キャタリストペースト 74mL(100g) 1本、アドヒーシブ 10mL 1本、リターダー 3mL 1本、練和紙 1冊、筆 1本
■レギュラー チューブ シンプルセット
1箱=ベースペースト 74mL(100g) 1本、キャタリストペースト 74mL(100g) 1本、練和紙 1冊
主成分
【キャタリスト(レギュラー、インジェクション)】α,ω-ジビニルポリジメチルシロキサン、無水ケイ酸
【ベース(レギュラー、インジェクション)】無水ケイ酸、α,ω-ジビニルポリジメチルシロキサン、ジメチルハイドロジェンポリシロキサン
【アドヒーシブ】酢酸エチル、着色材
【リターダー】ポリジメチルシロキサン
インプリンシスのよくある質問
- どのような特長がありますか?
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主な特長は以下の3点です。
- レジントレーに強固に接着します。
- 高い親水性によりマージン部もシャープに印象採得できます。
- 高弾性により口腔からの撤去が容易です。
- 石膏を注ぐまでの時間は?
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レギュラータイプ、インジェクションタイプは印象後20分間おいて石膏を注入してください。印象直後に注入すると、石膏の種類によっては面荒れが発生します。
パテタイプは硬化直後だと少し面荒れを起こしますので1時間おいて注入してください。2週間までは放置しても問題ありません。
- アドヒーシブの皮膜厚さは?
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インプリンシスのアドヒーシブの皮膜厚さは均一で、厚さは4μm以下です。ですから均一な印象材スペースを確保できます。
- 1セットで何症例に使用できますか?
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上顎フルの個人トレーに用いた場合、チューブタイプで10~15症例、カートリッジで7~10症例程度です。
- インジェクションタイプとレギュラータイプの使い分けは?
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インジェクションタイプはポストや支台歯周りなど流動性が必要で流し込む箇所に使用します。また、個人トレーやパテを用いた場合の上顎フルなど流動性がないと印象材が厚くなるような場合に使用します。
レギュラータイプはインジェクションタイプとの連合印象や下顎の印象など垂れると問題になるような場合に使用します。また、個歯トレーの内面など圧接感が必要な場合もレギュラータイプを使用します。
- 印象法による各タイプの組合せは?
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目的 印象法 使用トレー 各タイプの組合せ インレー、アンレー等の窩洞印象 単一印象 既製トレー レギュラー 連合印象(1回法) パテ+インジェクション
(レギュラー)連合印象(2回法)* パテ→インジェクション
(レギュラー)(概形印象)クラウン、前装冠の印象 単一印象 既製トレー
個人トレーレギュラー 連合印象(1回法) レギュラー+インジェクション 連合印象(2回法)* 既製トレー パテ→インジェクション
(レギュラー)(概形印象)個人トレー法
(レジントレー)個歯トレー
+既製トレーレギュラー デンチャーの印象 単一印象 個人トレー レギュラー(インジェクション) 連合印象(2回法)* 既製トレー パテ→レギュラー
(インジェクション)(概形印象)連合印象(2回法):一次印象材としてパテタイプを使用する印象法
- パテの計量スプーンの量は?
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目安は、ベース・キャタリスト各1.5カップで上顎フル。各1カップで下顎フルです。
- インプリンシスの操作余裕時間の調整法は?
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シリコーン印象材の操作余裕時間は温度により変動します。気温が高い場合には操作余裕時間が短縮しますので、リターダーで操作余裕時間をコントロールします。 リターダーを使用できないカートリッジタイプは冷蔵庫などで冷却することで、操作余裕時間を延長できます。その際口腔内保持時間を1分ほど延長させる必要があります。
- 滅菌・消毒はできますか?
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以下の方法で滅菌・消毒ができます。
- 滅菌
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- EOGガス滅菌
(オートクレーブ滅菌は変形の可能性があるためできません)
- EOGガス滅菌
- 消毒
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- グルタラルアルデヒド2%溶液に15~30分浸漬
- 次亜塩素酸ソーダ0.5%溶液に15~30分浸漬