トクヤマデンタル倶楽部歯内療法セミナー
知ってて良かった歯のけが口のけが~外傷歯治療が変える医院の信頼度~
- 歯内療法
- 歯科医師
- 歯科衛生士
- 歯科助手
- 終了
- 開催地:大阪
- 会 場:梅田スカイビル (大阪市北区)
- 日 時:2020年8月2日(日)13:00~17:00
- 講 師:月星光博 先生/月星歯科クリニック 院長(愛知県開業)
近年、う蝕および歯周疾患に対する治療法の発展はその予防を含めて著しいものがあります。しかし歯科外傷のそれは、発現頻度の高さに比して大学の歯科教育の中で置き去りにされている感が拭えません。年々歯への国民の関心が高まりつつあり、歯科医師との協力のもとに地域社会で齲蝕や歯周病の予防が着実に実行されている一方で、外傷歯ははたして適切に処置されているでしょうか?
歯科外傷は、学童期に発現頻度のピークを示すことからもわかるように、若年者に多く見られます。また、歯牙硬組織、歯髄、歯根膜、骨、歯肉、といった組織の一部または全部を巻き込んだ急性の疾患であり、ゆえに歯科全般にわたる知識と技術が要求されます。若年者ゆえの生体の治癒力の高さや、基本的に感染性の疾患とは異なる点などが、歯牙硬組織、歯髄、歯根膜、歯槽骨などに対して、より保存的、生物学的許容性、予知性の高い治療法の選択をもたらしてくれる場合が多いように思われます。言い換えれば、歯列や歯そのものが発育期にある小児では、保存的治療すなわちミニマル・インターベンションの概念を重要視した治療を心がけねばならないと考えられます。
講演では、症例を中心に、外傷歯の診査・診断・治癒の概略について考察し、外傷歯治療のガイドラインを示したいと思います。ともするとオーバートリートメントになりがちな外傷歯治療を見なおすきっかけになれば幸いです。
セミナー内容
●歯冠破折
●亜脱臼
●歯冠-歯根破折
●埋入
●歯根破折
●脱落
講師紹介

月星光博 先生
- ■略歴
1952 愛知県海部郡蟹江町に生まれる
1977 大阪大学歯学部卒業
1981 京都大学医学部大学院卒業
1981 愛知県にて月星歯科クリニック開設
1988 米国歯周病学会会員
1991 日本自家歯牙移植研究会会長
1992 国際外傷歯学会(IADT)会員
1998 米国ロマリンダ大学歯内療法学教室非常勤講師
2003 IADT理事
2009 IADT会長(~2010)
2012 米国ウエスタン大学歯学部臨床准教授
2013 大阪大学歯学部非常勤講師(2018年退任)
2015 東北大学歯学部臨床教授(2018年退任)
2018 東北大学歯学部非常勤講師
- ■所属
月星歯科クリニック 理事長【愛知県開業】
受講料
トクヤマデンタル倶楽部会員の方/¥12,000(税込)
倶楽部会員よりご紹介いただいた衛生士・助手/¥8,000(税込)
上記以外の方/¥22,000(税込)
※倶楽部(年会費¥5,000+消費税)にご入会いただきますと、このセミナーから受講料の優待が受けられます。